損失の拡大を防ぐ
少ない資金でﾚﾊﾞﾚｯｼﾞを効かせた取引であることを忘れてしまうことがあります｡
FXは預けた証拠金よりはるかに大きな金額を運用しています｡
利益のことばかり考えて､ﾘｽｸｺﾝﾄﾛｰﾙを忘れて資金量に見合わないﾎﾟｼﾞｼｮﾝを持ってしまい､
相場がﾁｮｯﾄ逆の方向に動いただけでﾏｰｼﾞﾝｶｯﾄにかかり､資金を失ってしまいます｡
相場が逆に動けば､ｽﾜｯﾌﾟ金利で得た利益などはすぐに飛んでしまいます
初心者が､損失を出してしまう一番の要因はﾏｰｹｯﾄの方向性を認識せずに参加し､売買を繰り返す
ことにあると思います｡
ﾏｰｹｯﾄには､上昇ﾄﾚﾝﾄﾞと下降ﾄﾚﾝﾄﾞ､持ち合い状態のﾄﾚﾝﾄﾞがないという3つのﾄﾚﾝﾄﾞがあげ
られます｡
ﾄﾚﾝﾄﾞがない=何もしない､様子見に徹する｡参加しないのも売買戦略の一つです｡
為替取引(FX)で大きく負けないためには
1. FXのしっかりとした独自のﾉｳﾊｳと
明確なﾙｰﾙをもつ｡
2. FXのﾌﾟﾛや業者の言うことを鵜呑みにしない
3. FXをｷﾞｬﾝﾌﾞﾙと同じように扱わない｡あくまで将来のための有効な資金運用と考えましょう
｢大きく儲けて､小さく損をする｡｣
これは､いくつものﾎﾟｼﾞｼｮﾝを持つことでﾘｽｸﾍｯｼﾞをし､損切りのﾀｲﾐﾝｸﾞを常に監視しているから可能なのです｡
しかし､素人には損切りのﾀｲﾐﾝｸﾞなどわかりません｡
FXではﾎﾟｼﾞｼｮﾝを持つ時点で
｢損をするかもしれない｣
というﾘｽｸを負います｡
高値で買いﾎﾟｼﾞｼｮﾝを持ってしまうと
当然ﾊｲﾘｽｸになってしまいます｡
ﾘｽｸを重ねる､ﾘｽｸを増やす
これが今まで負けてきた人の投資法です｡
ﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙ･ﾛｽｶｯﾄとは､
ﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙ･ﾛｽｶｯﾄとは､顧客がFXで大きな損失を出さないようにするために設けられた制度のことです｡
例えば､予想外に購入していた外貨が下落してしまった場合､
損失が証拠金を超えてしまう可能性もあります｡
そうなると証拠金を追加で支払わなければなくなってしまいます｡
そこでﾛｽｶｯﾄ制度が現れます｡ある一定の損失になると､
自分の指示がなくてもFX業者が強制的に決済をしてくれるのです｡
しかし､下落して損失が出た外貨以外も全て決済されてしまいます｡
(ﾄﾞﾙ･ﾎﾟﾝﾄﾞ･ﾕｰﾛを日本円で買っていてﾄﾞﾙがﾛｽｶｯﾄﾗｲﾝを下回るほど下落した場合､
ﾛｽｶｯﾄによってﾄﾞﾙはもちろんﾎﾟﾝﾄﾞとﾕｰﾛも決済されてしまいます｡)
一方､ﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙはﾛｽｶｯﾄと同様､損失が証拠金の一定割合を超えた場合､
強制的に決済されてしまう制度のことです｡
しかしﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙの場合､決済されるまで1日の猶予があります｡さらに全額決済されるわけではなく､
ﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙの状態が解消される分だけが決済されます｡
また､ﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙのﾗｲﾝの方が､ﾛｽｶｯﾄのﾗｲﾝより大きく設定されていることがほとんどです｡
FX取引ではできる限りﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙやﾛｽｶｯﾄがかからないようにすることが重要になってきます｡
皆さまもﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙやﾛｽｶｯﾄが入らないようにﾚﾊﾞﾚｯｼﾞの選択には十分に注意をしてFX取引を行っていきましょう｡
■ﾏｰｼﾞﾝｺｰﾙ･ﾛｽｶｯﾄ図解
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