ストキャスティクスとは
ストキャスティクスとは売られすぎ・買われすぎのサインを出す
オシレーター系の代表ともいえるテクニカル指標です。
特徴ですが、RSIとは違い、ストキャスティクスは
%K(Fastストキャスティクス)
%D(Fastストキャスティクス)
%SD線(スローストキャスティクス)
これら3本の線を用いて
その線のクロスを売買サインとします。
この3本の内の2本の組み合わせで使うので、RSIに比べだましが少ないと言われています。
その組み合わせは、
%D、Slow%D と%K、%D
です。
計算式、一応出しておきますが、覚えなくても大丈夫です。
%K線の算出式
%K={ (C-L9)÷(H9-L9) }×100%
%D線の算出式
%D=(H9÷L9)×100%
%SD線の算出式
%DのY日移動平均
C :当日終値
L9:過去9日間の最安値
H9:過去9日間の最高値
H3:(C-L9)の3日間合計
L3:(H9-L9)の3日間合計
売買シグナル
基本的には、20~30以下が売られ過ぎ、70~80以上が買われ過ぎと見ます。
黄色ラインは%D(または%K)
緑色ラインはSlow%D(または%D)です。
■売りサイン
75%以上の時。買われ過ぎの時。
Slow%D(または%D)が%D(または%K)を下回って
デットクロスした場合。売りサインと判断。
■買いサイン
35%以下の時。売られ過ぎの時。
Slow%D(または%D)が%D(または%K)を上回って
ゴールデンクロスした場合。買いサインと判断する。
・ファスト・ストキャスティクス
低水準エリア(20~30)で%Kが%Dを上抜けで買いシグナルで、逆は売りシグナルとなります。
・スロー・ストキャスティクス
低水準エリア(20~30)で%Dが%SDを上抜けで買いシグナルで、逆は売りシグナルとなります。
一般的に、ファースト・ストキャスティクスは乱高下が激しい分ダマシが多いので、
スロー・ストキャスティクスで売買サインを判断するほうがオススメです。
ストキャスティクスは逆行現象を伴った売買判断が使えます。
別ページにて紹介させていただきたいと思います。
まとめ
サインが出るのが遅いMACDに対し、先行的な指標判断が出来るのがストキャスティクスです。
買われ過ぎ売られ過ぎはRSIと同じなのですが、
ストキャスティクスの方が、前述のとおり、比較的「だまし」が少ないと言われています。
しかし、ストキャスティクスだけでの投資判断はオススメできません。
必ず、移動平均線やろうそく足などトレンドフォロー系の指標と組み合わせて使いましょう。
かなり強力な武器となりますよ。
相性の良い他の指標
移動平均線、
ろうそく足、
MACD
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